例えば頭痛がする時に頭痛薬を飲むと頭痛はすぐに和らぎます。
花粉症の場合、医師に処方してもらった点鼻薬を使えば鼻水は一旦収まります。
これらは、薬による薬効に即効性があり、薬を飲めばすぐに効き目が現れるということです。
高麗人参は多種多様な健康作用を得ることが出来る優れた健康食品です。
高麗人参の代表的な薬効といえば以下があります。
高麗人参には上記のような健康作用がありますが、どれも即効性を発揮するということはありません。
高麗人参の薬効は毎日常食することでジワジワと効いてくる感じです。
風邪薬や鼻水を止める薬がすぐに効くのは、いわゆる漢方薬のような自然の生薬ではなく、西洋医学に基づいて化学薬品を調合した、ケミカル薬だからと考える人は多いのではないでしょうか?
しかし実際は全ての漢方薬に即効性が無いというわけではなく、漢方に用いられる天然成分由来の薬剤でも即効性を発揮するものは存在します。
つまり風邪や腹痛のように、薬に即効性が求められる病気にも漢方薬が有効なケースはあるということです。
例えば漢方薬の風邪薬として有名な【葛根湯(かっこんとう)】があります。
薬局などで市販されている葛根湯は正真正銘の漢方薬です。
葛根湯は発汗作用に即効性があるため、風邪の時に服用すれば発汗作用で免疫力が向上し、風邪ウィルスを退治する免疫をサポートします。
【黄連解毒湯(おうれんげどくとう)】という不眠症に利く漢方薬も存在します。
黄連解毒湯は入眠の1,2時間前に飲むように記載されています。
これも直後の入眠に対する即効性があることを示しています。
以上のように漢方薬のような自然の生薬でも薬剤の種類によっては即効性が発揮される場合もあるということです。
高麗人参は薬効成分を豊富に含む健康食品です。
高麗人参に含まれる薬効成分はいずれも即効性は薄く、習慣にして摂取し続けることによって薬効を得ることが出来ます。
つまり薬効が徐々に効いてきて、摂取し続けることでその薬効を維持する、という感じです。
このため一度にどれくらい摂取すればいいというような服用量もあまり決まっていません。
たくさん飲んでも薬効が効きすぎるということはありませんが、初めて飲む場合にたくさん摂取すると下痢をしてしまう場合が多いようです。
高麗人参の薬効には即効性が無いため、高麗人参の効能で改善されるような症状が出てから摂取するよりは、各種症状が出る前に摂取の習慣を身につけることが推奨されます。