高麗人参の主要な有効成分はサポニンです。
サポニンはビタミンのように非常に多くの種類があります。
サポニンは種類によっては自然界でさほど珍しい成分ではなく、植物の根っこなどによく含まれている成分です。
しかし高麗人参に含まれるサポニンは高麗人参特有のサポニンで、ジンセノサイド(人参サポニン)と呼ばれ、非常に珍しい存在です。
高麗人参が健康食品の中でも唯一無二な存在であるのはジンセノサイドを豊富に含むからに他なりません。
高麗人参のジンセノサイドには多種多様な健康作用があり、非常に高い抗酸化作用もその1つです。
抗酸化作用はアンチエイジングの健康作用として有名です。
さらに高麗人参は肌の再生サイクルを促す美肌効果もあるため、若々しい肌を維持するのにも有効です。
人間は呼吸によって酸素を身体に取り入れ、エネルギーを得て生命活動を維持します。
呼吸が出来ないと数分で死んでしまうくらい人間にとって酸素は不可欠な存在なのです。
体内に取り入れた酸素の一部は非常に酸化力の高い活性酸素になります。
酸化とは簡単に説明すると、錆びるということです。
金属が錆びるのも酸素による酸化作用です。
体内で発生した活性酸素は酸化作用によって細胞を傷つけ、劣化させます。
人間にとって呼吸は不可欠なため、体内に活性酸素が発生して少しずつ細胞が劣化、死滅していくのは自然現象です。
このように活性酸素で細胞が少しずつ死滅していくのが【老化現象】です。
活性酸素は通常の呼吸以外でも、タバコ、食品添加物、紫外線、ストレス、などでより多く発生することがわかっています。
抗酸化作用は活性酸素の抑制効果があります。
体内で活性酸素が発生することが老化現象の直接的な原因であり、その発生量を抑制するのが抗酸化作用です。
つまり抗酸化作用が多く働くほど体内での活性酸素の量が減り、老化現象のスピードも緩みます。
これはアンチエイジング効果そのものです。
各種ビタミン、亜鉛、セレン、などの栄養成分は摂取すれば抗酸化作用が得られることがわかっています。
そのためビタミンを多く含む野菜、亜鉛を多く含む納豆、チーズ、そしてセレンを多く含む魚介類、などが抗酸化作用のある食品です。
体を適度に動かすのも抗酸化作用の働きを促進します。
しかし激しい運動は息切れで呼吸量が増えるため、活性酸素の増加につながります。
つまり適度な運動がアンチエイジングに効果的ということです。
高麗人参のジンセノサイドには高い抗酸化作用があり、常食することで活性酸素を抑制するアンチエイジング効果が有効に働きます。
高麗人参には肌のターンオーバーを促し、美肌を保つ効果もあります。
肌は新陳代謝によって常に新しく作られ、古い肌は角質や垢となって剥がれ落ちます。
新陳代謝で新しい肌が出来上がると古い肌は剥がれ落ちる、このサイクルがターンオーバーです。
ターンオーバーのサイクルが遅いと紫外線などでシミになった肌がそのまま残ってしまう場合があります。
シミのない肌とは、シミが出来ても活発なターンオーバーですぐに消えてしまう肌、ということです。
高麗人参にはたんぱく質から肌を合成する働きを促進する作用があり、肌のターンオーバーを活発にする効果があります。
さらに高麗人参は血行促進作用にも優れます。
血行促進は身体の新陳代謝を高める作用につながり、これらの効果は肌の再生サイクルを早める美肌効果となります。
以上のように、高麗人参は高い抗酸化作用で直接的なアンチエイジング効果が働き、さらに肌のターンオーバーの促進、血行促進による新陳代謝の促進で美肌効果も期待できます。
これらの効果は身体の中と外の両面から若々しさを作る、優れたアンチエイジング効果といえます。