高麗人参は多種多様な健康作用があることから、古くは万能薬として珍重されてきた歴史があります。
高麗人参は身体の具合が悪くなった時に治療目的として飲むというよりは、毎日摂取して健康維持の効果を得る、という運用方法が一般的です。
高麗人参は血行促進作用で冷え性の改善や免疫力アップの効果が期待できるため、常食していればあらゆる病気に罹りにくくなります。
このため誰でも罹ってしまう可能性のある風邪の予防にも効果的です。
野外には病気の元となる細菌、ウィルスが蔓延しています。
その代表例が風邪のウィルスです。
ウィルスは野外に風に乗って漂っており、それらの細菌は人間の鼻や口から体内に入り込みます。
つまり外を歩いていれば風邪に罹ってしまう可能性は誰にでもあります。
しかし野外に出て必ず風邪をひく人はいません。
それは運よく風邪ウィルスが身体に入り込まなかったからでしょうか?その可能性もゼロではありませんが、多くの場合は外を歩けば風邪ウィルスを始め、様々な細菌を吸い込んでしまいます。
それでも、必ずしも細菌感染しないのは身体の免疫細胞が身体に入り込んだウィルスを退治してくれているからです。
身体をウィルス感染から守ってくれるのが免疫です。
免疫の強さは身体の好不調に左右されるため、常に免疫力を高い状態に保つことが風邪予防に繋がります。
免疫力は身体の体温が低かったり睡眠不足や不規則な生活で疲労が溜まったりしている状態だと下がってしまい、風邪にかかりやすい状態となってしまいます。
ストレスの蓄積も免疫力を下げる要因です。
特に近年はストレスを溜めることで免疫力を下げてしまうケースが多い傾向にあるようです。
免疫力を常に正常以上に保つことができれば風邪を始めとする、ありふれた病気に罹りにくくなります。
免疫力は身体に入り込んだウィルスを退治する防御機能のため、風邪に罹ってしまった状態でも免疫力が高ければその分回復も早まります。
高麗人参は免疫力を高める効果、そしてストレスを軽減する効果、そして血行促進による冷え性の改善効果があります。
これらの効果はそれぞれ、風邪になりにくい身体づくりに役立ちます。
高麗人参は白血球の数を増やす作用があります。
免疫細胞は白血球の中に存在するため、白血球が増えるということはそれだけ免疫細胞が増え、免疫力が上がるということです。
さらに高麗人参は中枢神経に作用し、自律神経を安定させる効果もあります。
この自律神経の安定作用は緊張を緩和し、不眠症の改善効果もあり、ストレスの軽減に貢献します。
ストレスの蓄積は免疫力を下げる主要な要因となるため、高麗人参のストレス軽減作用は間接的に免疫力向上をサポートする効果となります。
さらに血行促進作用で身体の基礎体温が上がり、免疫細胞が活性化されます。
以上のように、高麗人参による白血球の活性化作用とストレス軽減の効果で免疫力向上が見込めるため、高麗人参は風邪予防に効果的であるといえます。