高麗人参の選び方 -健康増進支援サイト

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高麗人参の原産国はどこ?

高麗人参は古くから中国や朝鮮半島の地域で、主に漢方の素材として用いられてきました。
特に中国で発展した漢方医学において、高麗人参は【漢方の王様】と呼ばれ、とても栄養価の高い素材として珍重されてきました。

高麗人参の名前の高麗とは西暦900〜1,300年くらいにかけて朝鮮半島を統治していた国家です。
高麗人参は別名、朝鮮人参とも呼ばれます。
そのネーミングや、中国の漢方医学で貴重な存在であることからもわかるように、朝鮮半島やその西部に位置する中国地方を中心に採取されることがわかります。

現在、高麗人参は日本でも手に入る存在です。
そして非常に栄養価の高いスーパーフードであることは世界的に認知されています。

高麗人参の主な原産国は?

元々、高麗人参は深い山中や森に自生する山菜でしたが現在は栽培が可能になっており、農業による生産が可能です。
主要な原産国は現在でも本家本元の中国、韓国です。
日本でも栽培しており、日本の主な産地は福島県、長野県、島根県です。
さらに海外では、アメリカ、カナダ、ロシア、などで栽培が盛んです。
しかし圧倒的に中国、韓国の出荷量が多く、全世界の出荷量の7割を占めています。

高麗人参は栽培のための条件が限られるため、気候が合う土地でないと栽培は不可能です。
そのため現在はある程度農業生産が可能な状態ですが、スーパーフードとして世界的に認知され、需要もそれなりに高いため、相対的にはやはり希少価値の高い存在です。

上記で解説したように日本には育つ環境の地域がいくつか存在します。
さらにお隣の韓国が主要な原産国でもあり、日本は比較的入手しやすい環境といえます。

現在も栽培が困難な高麗人参

高麗人参はもともと山中に自生する天然素材だったために入手は非常に困難で、流通もかなり限られていました。
古くは時の権力者が財力をつぎ込んで探し求める宝物のような存在でした。

高麗人参が日本に初めて入ってきたのは日本と朝鮮の交易が始まった8 世紀で、日本の天皇に供物として送られたのが始まりのようです。
しかし本格的に日本に普及させるための輸入が始まったのは、15世紀に入った頃の室町時代です。
さらにその後の大航海時代で高麗人参は欧州にも渡り、世界に普及していきます。
この頃から中国、朝鮮で高麗人参は輸出品として重要な存在になってきたため栽培の研究が始まります。

日本でも17世紀くらいから高麗人参の種を輸入し、栽培の研究が始まりました。
高麗人参は日本に自生しないため、日本人が自力で入手するには栽培するしかありませんでした。
そのため1717世紀以降から現在に至るまで日本人による高麗人参栽培研究は非常に盛んで、現在では日本の栽培技術の方が中国、韓国より進んでいるといわれています。

現在でも自生するのは中国、朝鮮半島のみで、天然物は超貴重

上記で解説したように高麗人参は限られた条件でしか育たず、さらに種まきから収穫まで4〜6年はかかります。
そして一度高麗人参が育った土地では10年くらい高麗人参は育ちません。
それくらい高麗人参は土の養分を根こそぎ吸い取るのです。

栽培技術が進歩した現在でも栽培に数年かかる状況は基本的に変わりません。
このため高麗人参は世界各地の適応条件の土地で栽培されていますが、やはり希少価値の高い存在なのです。

現在でも中国や朝鮮半島の山中に自生する天然物の高麗人参がごく稀に見つかります。
その価値は通常栽培の高麗人参の100倍以上で取引されることもあり、天然の高麗人参はまさに宝物です。

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