高麗人参に含まれる栄養素で最も重要かつ有名なのは【サポニン】です。高麗人参は複数の種類のサポニンがまとめて含まれている点にその価値があると言っても過言ではありません。 しかし高麗人参にはサポニン以外にもビタミンも豊富に含まれています。 特にビタミンB群を多く含む特徴があります。
高麗人参の栄養といえばサポニンに注目されがちです。しかし高麗人参はビタミンも豊富に含んでいます。 高麗人参に含まれる主なビタミンは以下になります。
ビタミンCは体内で不足すると免疫力が下がってしまいます。 高麗人参に含まれるサポニンは免疫力をアップさせる効果があり、さらに高麗人参はビタミンCも豊富に含むため、二重の効果で高い免疫力アップの効能があるといえます。
葉酸(ビタミンM)はその文字からもわかるように葉物野菜に多く含まれる栄養です。特にほうれん草に多く含まれることで有名です。 葉酸は細胞分裂、DNAの合成に必要な栄養素です。つまり新陳代謝を助ける働きです。さらに葉酸は血液内の赤血球を増やす働きもあります。 葉酸が不足すると貧血や動脈硬化のリスクを高めることになります。 葉酸が体内で不足する【葉酸欠乏症】という病気もあります。
葉酸は新陳代謝を活発にするため、美肌効果などの美容効果にもつながる栄養素です。
上記の高麗人参に含まれるビタミン一覧を見ればわかるように、高麗人参にはビタミンB群が豊富です。
リボフラビン(ビタミンB2)は摂取した各種ビタミンを効率よく働くように調整する効果があります。つまりたくさん野菜を食べてビタミンを摂取し、リボフラビンを十分に摂取することでそれらの栄養を十分に吸収できるのです。
ナイアシン(ビタミンB3)は悪玉コレステロールの増加を防ぐ働きがあります。 ナイアシンは糖尿病予防に欠かせない栄養素として認知されています。このため高麗人参は糖尿病予防にも有効なのです。
パントテン酸(ビタミンB5)も悪玉コレステロールの抑制に効果のある栄養です。 パントテン酸は【抗ストレスビタミン】とも呼ばれ、体内のステロイドホルモンの分泌を促しストレスを緩和する効果があることが分かっています。 このパントテン酸はビタミンCと同時に摂取すると吸収率が良くなりことが分かっており、ビタミンCとパントテン酸を同時に含む高麗人参は理想的なパントテン酸の摂取ができる野菜です。
ビオチン(ビタミンB7)はビタミンHとも呼ばれ、髪や肌の生成に関わる栄養素です。ビオチンが不足すると抜け毛や白髪が増え、肌は湿疹や炎症が出来やすくなります。 ビオチンは疲労回復効果もあるとされ、不足してしまうと老化を早める要因ともなります。
高麗人参はジンセノサイドという栄養を多く含みます。ジンセノサイドは高い抗酸化作用が認められておりアンチエイジング効果の高い栄養です。 高麗人参はジンセノサイドに加え、このビオチンの効果もあり、2種類のアンチエイジング効果を併せ持つということです。
以上のように、高麗人参は複数のサポニン(ジンセノサイド)で多くの健康作用を持ち、さらに複数のビタミンB群がそれらの効果をサポートするという、非常に栄養価の高い漢方薬なのです。